
レジリエンス尺度に関する紀要論文が公開されました。二次元レジリエンス要因尺度を用いて行われた研究の系統的レビューを行いました。
http://id.nii.ac.jp/1653/00009395/
《要旨》
レジリエンス(精神的回復力)を導く要因の中には,個人がもともと持っている特性要因もあれば,発達の中で身につけ ていく要因もある.そうしたレジリエンスの二側面を測定する尺度である二次元レジリエンス要因尺度を用いた研究のレ ビューおよび数量的データの要約から,レジリエンスの資質的側面(資質)・獲得的側面(獲得)の特徴を検討した.抽出 された 30 の研究から,年代ごとの平均点の特徴,他の変数との関連,介入による変化特徴,因子構造について検討を行っ たところ,(1)資質・獲得が年齢とともに高まる傾向,(2)パーソナリティおよびネガティブ・ポジティブ状態との関連に 資質・獲得で差がないこと,(3)能動的態度や肯定的自己評価は資質と関連が強いこと,(4)ライフイベントや対人サポー トは獲得と関連が強いこと,が見出された.
《論文題目》
平野真理・梅原沙衣加 (2018). レジリエンスの資質的・獲得的側面の理解にむけた系統的レビュー 東京家政大学研究紀要人文社会科学, 58(1), 61-69.
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